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 37才で4人目の子どもを産み、その3ヶ月後にとうとうマンガを描きはじめました。

小学生のころから「漫画家」という職業に憧れていたけれど、「どうせ無理。」と決して手を出そうとしなかったことです。

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母親としての私の人生は、夫にも子どもにも恵まれました。ずっと心に抱えていたのは、仕事のことです。

4人の子育て中は、パートをしたり辞めたりを繰り返しながら、何か手に職をつけたいと、もがいていました。

「仕事と自分」に中途半端に向き合って、あまり上手くいかない事を子育てのせいにしていたし、実際世間は、子育て中の母親にとても寛容です。

「まだ子どもが小さいから仕方ないよ。」
「いまは出来ることをやればいいんじゃない?」
「子育てしながら勉強なんて、大変!」

私がそんな甘い言葉に寄りかかっているうちに、頑張る人はコツコツ成果を積み上げていきます。

好きなことを仕事にしている人を見ては、とても羨ましかった。それが子育て中のママだったりすると、なおさらです。

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そんな思いを心の底にずっと抱えながら、4人目の長女が産まれました。

授乳の合間に、ペンを持って、長女を描いてみました。描いた絵を見て、夫が「いいね。」と言ってくれ、スマホの待受画面にしてくれました。

その後、SNSで発信してみました。今度は知らない誰かが、「いいね!」をしてくれました。

こうした反応の積み重ねが、「どうせ無理。」と諦めていたかつての夢にもう一度向き合ってみようと思うきっかけをくれました。本当に、ありがとうございます。

まだまだ道なかばだけれど、これを仕事にしたいと、本気で取り組みはじめました。数年後にどんな風になっているかは分からないけれど、しばらくは、頑張ります。